飼育環境をコントロールし、豚のストレスと病気の発生を抑制しています。室内温度・湿度・換気・飼育密度などです。何かひとつ欠けても、豚にとっては大きなストレスとなってしまうため、細心の注意を払っています。特に、子豚舎と肥育舎においては群で飼育するので、飼育頭数に余裕を持った飼育を心掛けています。
豚からのSOSをいち早くキャッチすることで、回復が早くなり、健やかな豚を出荷することができます。豚はとてもデリケートな生き物です。1日1回では見逃してしまうことがあるため、2回を徹底しています。このほか、専属獣医師に月2回定期訪問していただき、飼育のアドバイスや効果的なワクチン接種をお願いしています。
飯田プレミアムポークは良質な脂をつくるために、でんぷんを多く含む『米・麦・マイロ』を高配合した飼料を与えています。そうすることで、豚自身がでんぷんから融点の高いオレイン酸を合成し、口の中で柔らかいお肉のようにとろけ、さっぱりとした口当たりの脂身となります。
衛生管理区域に入る場合、防護服の着用や車両の消毒等、徹底した衛生管理を行います。長靴においては、豚舎を移動する度に踏み込み槽での消毒を義務付けています。また、専門業者によるネズミの駆除も定期的に行っています。養豚場などの現場では、飼料がふんだんにある環境なのでネズミが繁殖しやすくなっています。ネズミは病原菌を媒介するためきちんとした防除を徹底しています。